住宅の一般的な広さはどのくらいなのでしょうか。
家の広さは、住む人数やどんな空間が良いのかの好みによってそれぞれですが、1つの基準として平均の広さは知っておくと良いでしょう。
今回は、マイホームを検討中の方へ、理想の土地の広さを紹介します。

□一戸建ての平均の坪数について

2018年に行われた調査によると、注文住宅の住宅面積の全国平均は126.8平方メートルで、坪数にすると約38坪でした。
建売住宅の平均面積は約30坪なので、戸建て住宅全体で見ると30から40坪ほどの広さの住宅が多いでしょう。

この広さはリビングとダイニングとキッチン、寝室、子供部屋、客間、浴室、トイレ、収納、廊下、玄関をまとめた広さになります。
これらの基本的な設備に加えてウォークインクローゼットやビルトインガレージなどの設備を増やしたい場合には、もう少し広さが必要になるでしょう。

□平均坪数35から40坪の間取りについて

この広さは一般的によく採用されている大きさですが、35坪に関しては少し狭い印象を抱く人も多いかもしれません。
数字上では狭い印象を受けますが、実際にはそれほど狭いわけではありません。

このくらいの広さでも、工夫次第では4LDKの間取りにできます。
4LDKは言い換えるとリビングとダイニング、キッチンに加えて4つの居室を備えた間取りです。
4LDKの間取りであれば、余裕を持って家族で暮らしていけるでしょう。

一方で、それぞれの居室の面積の優先順位が高いため、家族の共有スペースのリビングやキッチン、ランドリースペースなどが狭くなる傾向があります。
部屋数を抑えても良いのでゆったりとした空間が良いという方には、4LDKよりも無理のない3LDKをおすすめします。

40坪の住宅の場合、数字的にも感覚的にも一回り大きい広さになります。
坪数では大きな違いがないように見えますが、畳数では10畳の違いがあります。
10畳は少し大きめの居室を1部屋増やせるだけの広さなので、4LDKの間取りでも十分に実現可能と言えます。

基本的には、4LDKの間取りを希望する場合は35坪よりも40坪の方が余裕を持って建てられるためおすすめです。
ただ、当然要望によっては3LDKや2LDKにすることも可能なので家族の暮らしに合わせて居室数は決めると良いでしょう。

□まとめ

今回は、理想の土地の広さを紹介しました。
一般的な3LDKは35坪、4LDKは40坪が最もおすすめの坪数と間取りの組み合わせです。
家族の生活スタイルや要望に合わせて適切な間取りにすると良いでしょう。