注文住宅を検討している方の中には、土地を持っていない状態からスタートする人も多いはずです。
土地なしの状態から始める家づくりは、どのような流れで進めていくのでしょうか。
今回は、土地なしで注文住宅を建てる場合の流れを紹介します。

□注文住宅を建てる流れについて

土地なしの状態から注文住宅を建てる場合にしなければならないのはもちろん土地探しです。
土地探しの方法は主に3つあります。

1つ目は、不動産会社に相談する方法です。
不動産会社に相談することで、具体的なエリアや予算、土地の広さなどの条件から希望に沿った物件を紹介してもらえるでしょう。

2つ目は、ハウスメーカ―・工務店に相談する方法です。
注文住宅の建築を行っているハウスメーカーや工務店に土地探しをしてもらうことも可能です。
既に建築を依頼するハウスメーカーまたは工務店が決まっている場合は、土地探しも一緒に依頼することで家づくりの手続きがスムーズになるでしょう。

3つ目は、自分で探す方法です。
住みたい地域が確定している場合は自分で探すことも可能です。
ネットの物件情報を探したり、実際に現地に足を運んだりして探すと良いでしょう。

土地が決まったら土地の敷地調査と地盤調査を行います。
それぞれ土地の形や安全性などについて調べます。
調査に問題がなければ土地の購入と契約、ローンの借入、着工へと移っていきます。

□土地なしで建てるコツとは

1つ目は、土地と建物の予算配分を慎重に決めることです。
どちらかの予算が極端に高くなると、もう片方の条件が悪くなってしまいます。
適切な予算を立てるためには諸費用を予算に組み込むことがポイントです。
一般的に、土地の費用が2,000万円の場合、諸費用は約5パーセントかかります。
このことは覚えておき、単純な土地の費用と建築費の足し算で予算を立てることがないようにしましょう。

2つ目は、土地次第で建築プランが変わることです。
どのような家を建てられるかは、土地のコンディションに依存します。
土地の面積や開口・奥行・方位・周辺環境によって建築プランが変わるので、ご自身が希望している家づくりが可能な土地を選ぶようにしましょう。

□まとめ

今回は、土地なしで注文住宅を建てる場合の流れを紹介しました。
土地なしで注文住宅を建てる場合は家づくりが土地探しから始まりますが、予算の配分に気を付けること、理想の家づくりを叶えられる土地を選ぶことを意識しましょう。