住宅を購入する際には、ほとんどの方が住宅ローンを組むでしょう。
ただ、この住宅ローンは希望者が全員融資してもらえるわけではなく、審査に通った人だけが受けられます。
それでは、審査が厳しくない金融機関や通りやすいコツはあるのでしょうか。
今回は、審査が通りやすい住宅ローンの特徴について紹介します。

□審査に通りやすい住宅ローンの特徴について

1つ目は、地域密着型の金融機関です。
多くの人が知っているような大手の銀行は、審査の難易度が非常に高いです。
融資を受けるのは至難の業ですが、都道府県ごとに本社がある地方銀行については、審査が比較的易しいと言われています。
特に労金やJAバンク、信用金庫は地元の企業で働いている人や個人事業主の審査を優遇してくれる可能性が高いでしょう。

また、店舗が存在しないネット銀行は人件費がかかっていないことも関係して、金利や手数料が安い傾向があることも覚えておきましょう。
特に仕事が多忙で店舗になかなか行けない場合は、ネット銀行を検討することがおすすめです。

2つ目は、フラット35を扱っている機関です。
フラット35とは、35年間金利が固定される住宅ローンプランのことです。

これは、返済の計画が立てやすい特徴があります。
審査は人的審査よりも物的審査を重視していると言われており、パートや契約社員、転職したばかりの人にとっては比較的借りやすいローンと言えるでしょう。

□審査に通るためのコツとは

1つ目は、信用情報をチェックして債務を返済しておくことです。
債務の状況や返済履歴、公共料金の支払いを滞りなく行っているかどうかは融資するかどうかの重要な判断基準になります。
現在も債務が残っている場合や滞納することが多いことが確認された場合は、審査に通るのはかなり難しいでしょう。
審査を受ける前に現在の債務の状況をしっかりと整理・清算しておくと良いでしょう。

2つ目は、借入希望額は年収とのバランスを見ながら決めることです。
借入希望額が多すぎて年収と返済額のバランスが悪いと、審査に通らない場合があります。
長期にわたる返済を滞りなく行えるように、無理のない予算を立てるようにしましょう。

□まとめ

今回は、審査が通りやすい住宅ローンの特徴や審査に通るためのコツを紹介しました。
どうしても融資を受けたい場合は、比較的易しいと言われる地方銀行からの融資やフラット35を検討すると良いでしょう。
また、債務をすべて返済しておくことと無理のない返済計画を立てることの2点を押さえておきましょう。