住宅のプロが注文住宅の間取りの決め方を解説します!
「注文住宅の間取りの決め方が分からない」
「間取りを決めるときは何に注意すべきなのか」
このようにお考えの方はいませんか。
間取りを適切に決めることは、家を建てるうえでとても重要です。
間取りが少し違うだけでも、過ごしやすさは大きく異なるでしょう。
この記事では、間取りを決める際に大切なポイントを紹介します。
□家事動線を意識することが大切
間取りを決める際は、家事動線を意識することが大切です。
料理や洗濯、掃除などの日々の家事の負担を減らすためには、無駄のない家事動線が欠かせません。
家事動線とは家事をする際に移動する経路のことですが、家事動線の無駄をなくすことで移動にかかる時間を短縮できます。
たとえば、キッチンと洗面所、洗濯物を干すスペースをできるだけ近い場所に配置するなど、移動時間を短縮できる間取りを考えましょう。
間取りを決める際は、収納スペースに関してもしっかり考える必要があります。
ものが散らかりすぎて何がどこにあるか分からなくなってしまうと面倒ですよね。
部屋が散らからないようにするためには、ものを使う場所に収納を確保して定位置にしまう習慣づけをすると良いでしょう。
動線を意識して収納の定位置を決めれば、スムーズにものを収納しやすくなりますよ。
□周辺環境を意識して間取りを決める
間取り決めの際は動線の意識も大切ですが、周辺環境を意識することも重要なポイントです。
たとえば、1日の中で家族が最も集まりやすいリビングやダイニングは日当たりの良い南側に配置すると良いでしょう。
逆に、日中過ごすことが少ない寝室は北側に配置することで、落ち着いて過ごせます。
また、外から視線が入りやすい位置には収納スペースを置けば、外部からの視線を気にせずに済むでしょう。
日当たりや近所の騒音を考慮するなど、周辺の環境や方位に合わせた間取りを考えてください。
2階建てや3階建ての住宅を建てる場合は、生活音に配慮して1階、2階の間取りを考えることも重要です。
たとえば、子供が音を立てやすい子供部屋をリビングの真上に作ってしまうと、来客時に階上の騒音が気になってしまいますよね。
普段の生活音をしっかり配慮して、間取りを決めるよう心がけましょう。
□まとめ
今回は間取りを決める際に大切なこととして家事動線を意識すること、周辺環境を考慮することについて解説しました。
過ごしやすい住まいを築くためにも、間取りを設計する際はぜひこの記事を参考にして、動線と周辺環境を意識するようにしましょう。